おすすめ映画 2018年 上半期 ベスト

2018年7月1日日曜日

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おすすめ映画 2018年 上半期 ベスト

2018年1月から6月までの間に、編集部が劇場で鑑賞した作品の中で、おすすめ作品をご紹介します。鑑賞数は102本。映画祭での上映「大阪アジアン映画祭」「ええじゃないか とよはし映画祭」「イタリア映画祭」「日中映画交流事業 電影2018」を含みますので、今後、全国配給されるもの、今後日本公開が未定の作品も含みます。

『恋するシェフの最強レシピ』

公開日:2018年3月10日

キャスト:金城武、チョウ・ドンユィ(周冬雨)

金城武、チョウ・ドンユィのロマンティック・コメディ。中国では「13億人の妹」と呼ばれているチョウ・ドンユィがヒロイン。2018年現在のアジアのトップ女優の一人。日本での公開作品が少ないため、日本では知名度が低いが、一気にブレイクする可能性が高い、というか、ブレイクしていないのが不思議が女優。
本作では、ひさしぶりにロマンティックコメディに出演している金城武を観ることができる。いつ見てもいい男、コメディを演じることもできるのは、さすがである。

『恋するシェフの最強レシピ』詳細レビュー

『四月の永い夢』

公開日:2018年5月12日

キャスト:朝倉あき、三浦貴大、川崎ゆり子、高橋由美子

登場人物の気持ちを直接的なセリフにすることが多い近年の映画・ドラマが多い中で、本当に心が伝わる作品は、こういう作品ではないかと考えさせられた。詩的というと、人によっては異なる印象になってしまうので、そうではなく、一つ一つのセリフがとても丁寧で、気取っているわけではなく、自分達の若かった頃、そして、今、の気持ちに近いところで演奏される音のような映像作品。

『四月の永い夢』詳細レビュー

『去年の冬、きみと別れ』


公開日:2018年3月10日

キャスト:岩田剛典、山本美月、斎藤工、北村一輝、浅見れいな、土村芳

この作品の原作は、その叙述トリックの評価が高い小説であり、映像化するためには制約や工夫がかなり必要であったろうことは容易に想像できる。俳優の演技、セリフ、カメラワークや展開、どのセリフを漏らしても、表情が欠けても、足りなくなってしまう、しかし、長尺になりすぎず、商業作品として118分におさめた監督の手腕は、素晴らしく、また、物語前半の表情、しぐさなどがすべて後半に繋がる精密さが必要で、それを演じた岩田剛典の演技が光る。

『去年の冬、きみと別れ』詳細レビュー

『ワンダー 君は太陽』


公開日:2018年6月15日

キャスト:ジュリア・ロバーツ、ジェイコブ・トレンブレイ、イザベラ・ビドビッチ、オーウェン・ウィルソン、ノア・ジュプ、マンディ・パティンキン、ダニエル・ローズ・ラッセル、ミリー・デイビス

この物語は、オギーが中心に展開するが、この作品のシナリオ・構成の素晴らしいのは、オギーの周りの登場人物に光を当てていること。姉のヴィアやその友人ミランダ、友人のジャックなど、実はそれぞれにも物語があり、葛藤があることを表現している。それは、観客も皆、ヒーローではないが、それぞれの物語があるのだから、そこを共感のきっかけにしている。

『ワンダー 君は太陽』詳細レビュー

『さよならの朝に約束の花をかざろう』


公開日:2018年2月24日

監督・脚本:岡田麿里、キャスト:石見舞菜香、入野自由、茅野愛衣、梶裕貴、沢城みゆき

アニメ界では他に並ぶものはないぐらい名作を生み出している脚本家:岡田麿里の初監督作品。物語の前半、クセの強い幼いデザインのキャラクターに少し眉をひそめたが、物語が進むにつれて、そのキャラクター性の意味が明らかになるに連れて、その容姿が必然的なものであるとわかり、監督に脱帽する。

『さよならの朝に約束の花をかざろう』詳細レビュー

『ブリムストーン』


公開日:2018年1月6日

キャスト:ダコタ・ファニング、ガイ・ピアース

ガイ・ピアーズの演じる牧師が、己の性癖や誤った確信を信仰にすり替えて押しつけていく様子が、よほどそのへんのホラーより恐ろしく、ダコタ・ファニングの美しさが際立つ。前半は、牧師の狂った様に声をつまらせ、大人になってからは、声を失い、話すことができないヒロインの、声によらない演技が心に残る。

『ブリムストーン』詳細レビュー

『黒い箱のアリス』


公開日:2018年1月14日

キャスト:ロウェナ・マクドネル、ジュリアン・ニコルソン、エデ・リサンデル、マーク・ピゲネル

本作品は、スペイン製作のSF作品である。余計なBGMや説明はなく、静かな森の中にあるガラス張りの建物の中で、近未来の世界が進行していく。近未来と言っても、光る剣や宇宙線が出てくるわけではない。少女の使う義手、疑似音声でコミュニケーションを取る犬、黒い箱。それだけで近未来を表現しているのだから、SFファンなら理解できるでしょと言わんばかりである。

『黒い箱のアリス』詳細レビュー

『血観音』


公開日:日本公開未定(大阪アジアン映画祭公開作品)

キャスト:カラ・ワイ、ウー・クーシー、ヴィッキー・チェン

主人公の3人の女性を演じるカラ・ワイ、ウー・クーシー、ヴィッキー・チェンは、いずれも本作での演技は素晴らしく、金馬奨では、最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞を獲得しているが、中でもヴィッキー・チェンが大注目。若干14歳でこの演技力は末恐ろしい女優で、今後はアジアだけでなく、世界を席巻する可能性を秘めた新星である。

『血観音』詳細レビュー

2018年上半期作品 編集部が劇場で鑑賞した102本

『カンフー・ヨガ』『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』『龍の歯医者 特別版』『ブリムストーン』『ワンライン/5人の詐欺師たち』『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』『ベロニカとの記憶』『COCOLORS』『嘘を愛する女』『ルイの9番目の人生』『デトロイト』『不能犯』『CINEMA FIGHTERS』『スリー・ビルボード』『悪女 AKUJO』『犬猿』『黒い箱のアリス』『羊の木』『サニー/32』『リバーズ・エッジ』『コードギアス 反逆のルルーシュⅡ 叛道』『神さまの轍』『blank13』『The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ』『さよならの朝に約束の花をかざろう』『ザ・シークレットマン』『シェイプオブウォーター』『東京ヴァンパイアホテル』『アンチポルノ』『山田孝之3D』『去年の冬、きみと別れ』『芳華-Youth-』『無言の激昂』『追跡』『シティ・オブ・ロック』『奇門遁甲』『ダイ・トゥモロー』『どこか霧の向こう』『血観音』『コロンバス』『川流の島』『15時17分、パリ行き』『恋するシェフの最強レシピ』『グレート・アドベンチャー』『アイスと雨音』『レッド・スパロー』『予兆 散歩する侵略者』『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』『リズと青い鳥』『クソ野郎と美しき世界』『娼年』『ミスミソウ』『女は二度決断する』『修道士は沈黙する』『レディ・プレイヤー1』『タクシー運転手 約束は海を越えて』『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』『ザ・スクエア 思いやりの聖域』『Emma 彼女の見た風景』『メイド・イン・イタリー』『純粋な心』『愛と銃弾』『ザ・プレイス』『さよなら僕のマンハッタン』『ティートとエイリアン』『いつだってやめられるー名誉学位』『イタリアの父』『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星』『サバービコン 仮面を被った街』『孤狼の血』『凱里ブルース』『四月の永い夢』『ウィッチ・フウィッチ』『名前のない女たち うそつき女』『のみとり侍』『GODZILLA 決戦機動増殖都市』『29歳問題』『軍中楽園』『海を駆ける』『ビューティフル・デイ』『バーフバリ 王の凱旋 完全版』『ゲティ家の身代金』『レディ・バード』『ファントム・スレッド』『それから』『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』『万引き家族』『ロンドン、人生はじめます』『恋は雨上がりのように』『スターシップ9』『ワンダー 君は太陽』『V.I.P. 修羅の獣たち』『リディバイダー』『52Hzのラヴソング』『OVER DRIVE』『UNDER THE DOG Jumbled』『夜の浜辺でひとり』『告白小説、その結末』『空飛ぶタイヤ』『死の谷間』『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』

参考:2017年Life with movies編集部が独断と偏見で選ぶおススメ映画ランキング

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