『カメラを止めるな!』【感想・レビュー】

2018年7月13日金曜日

映画祭 日本映画

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『カメラを止めるな!』【感想・レビュー】

(C)ENBUゼミナール

スタッフ

監督・脚本:上田慎一郎

キャスト

濱津隆之:日暮隆之
真魚:日暮真央
しゅはまはるみ:日暮晴美
長屋和彰神谷和明
細井学:細田学
市原洋:山ノ内洋
山崎俊太郎:山越俊助
大澤真一郎:古沢真一郎
竹原芳子:笹原芳子
吉田美紀:吉野美紀
合田純奈:栗原綾奈
浅森咲希奈:松浦早希
秋山ゆずき:松本逢花

あらすじ

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に 本物のゾンビが襲いかかる!?大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。“37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”……を撮ったヤツらの話。(公式HPより)

観客も映画製作スタッフの気分になれる

映画内の映画撮影シーンから始まる本作。ああ、そういうことね、と観ているうちに、共感する自分の立ち位置が変化していく細工がされた、細密な作品。クスリと笑えるコメディ作品でありながら、その理由が後からわかる不思議な感触が残る。

B級風の高品質映画

一見、B級の低予算映画で、勢いで作ったのか、と思いきや、細部に設定、画面構成、セリフなど伏線が引かれていて、それをサスペンス作品のように、シリアスに回収するのではなく、そこでも、笑いや驚きをもたらす構成が素晴らしい。

どんどん皮をむいてしまいたくなるような感覚が新しい

冒頭のシーンから、劇中作品の監督、監督、そして、といった形で視点が引いていくことで、見えなかった舞台裏が見えてくる。観客はそれが楽しくて、さらに視点を引きたくなる。エンドロールまで、観客を飽きさせない発想が、驚きであり、監督のサービス精神が伝わってくる。

作品全体として

予算やキャストで映画の質が決定されるものではない、と作品が叫んでいる最高の作品。2018年映画界の台風の目となる作品。6月23日の小規模公開から話題を呼び、全国の劇場へと波のように公開劇場が広がっている(7月13日時点)。この勢いは凄まじく、また、映画界や映画ファンがこの映画を評価しないことは、ありえない。そんな傑作映画。2018年映画を観るなら、この映画を観ないのは、嘘だ。オススメ作品。

『カメラを止めるな!』公式サイト
http://kametome.net/

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