Life with movies 『コンジアム』Gonjiam:Haunted Asylum【感想・レビュー】
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『コンジアム』Gonjiam:Haunted Asylum【感想・レビュー】

『コンジアム』Gonjiam:Haunted Asylum【感想・レビュー】

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スタッフ

監督:チョン・ボムシク Beom-sik Jeong

キャスト

ウィ・ハジュン Ha-Joon Wi:ハジュン Ha-joon
パク・ジヒョン Ji-Hyun Park:ジヒョン Ji-hyun
オ・アヨン Ah-yeon Oh:アヨン Ah-yeon
ムン・イェウォン Ye-Won Mun:シャーロット Charlotte
パク・ソンフン Sung-Hoon Park:ソンフン Sung-hoon
ユ・ジェユン :ジェユン
イ・スンウク Seung-Wook Lee:スンウク Seung-wook

あらすじ

YouTubeで恐怖動画を配信する人気チャンネル「ホラータイムズ」が一般からの参加者を募り、コンジアム精神病院への潜入を計画する。主宰者ハジュンを隊長とする7人の男女は、いくつものカメラやドローン、電磁検出器といった機材を現地に持ち込み、深夜0時に検索を開始。100万ページビューを目標に掲げるハジュンの演出も功を奏し、サイトへのアクセス数は順調に伸びていく。しかし院長室、シャワー室と浴室、実験室、集団治療室を探索するうちに、ハジュンの想定を超えた原因不明の怪奇現象が続発。やがて悪夢の迷宮と化した病院内を泣き叫んで逃げまどうはめになった隊員たちは、世にもおぞましい“402号室の呪い”の真実に触れることに…。(公式HPより)

「今」のホラー映画

昨年公開された『search サーチ』は、ネットやSNSが日常化した現代を捉えた映像のコンセプトになっていたが、この『コンジアム』は、さらにその先の作り方になっている。youtuberが社会的に受け入れられ、日々、youtubeLIVEで生配信される現代。その視聴者環境・社会環境をベースに、ライブ映像に怪奇現象が映ったらどうなるのか、を映像表現している。さらに、複数のGoProを使用し、群像劇的なそれぞれの視点を同時に画面上で表現したり、ドローンを活用した「無機質」な映像を効果的に表現している。この作品は、ホラー作品であるが、それ以前に、現代の映像視聴環境を取り入れた新しい映画に仕上がっている。

カメラの違い

劇中で度々、ドローンが登場するが、このドローン映像には音声が付属していないし、自動追尾のため、人の意思が介在していない。GoProやハンディが、観たい方向を観るカメラに対して、無音でかつ無意識の映像が客観的な視点の役割を果たしている。

ボーダレスなストーリー

ストーリーそれ自体は、予想どおりで特徴のないシンプルな作りになっているが、面白いのは、フィクションとノンフィクションのボーダレス感を出しているところ。Youtuberの制作する映像の多くが、作り込みというより体験型のドキュメント映像が多く、我々もそういうものだと受け入れ始めている。その点を活かし、前半は、まるでリアルなYoutuberドキュメントな印象を与え、気がついた時には、ホラー的な「非リアル」に引き込まれている。このバランスがうまい。

作品全体として

日本ホラーが、古典的なジャパンホラーから脱却できない中、韓国から新しいタイプの映像表現を活かした新型のホラーが上陸した。昨年の『カメラを止めるな!』に匹敵する映像表現の工夫がされていて、素晴らしい。ストーリーが予想できる点だけが惜しいところではあるが、それを差し引いても、面白さが際立つ。おススメ作品。

『コンジアム』公式サイト
https://gonjiam.net-broadway.com/

『コンジアム』Gonjiam:Haunted Asylum IMDB
https://www.imdb.com/title/tt8119752/

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