Life with movies 『幸せな感じ』Euforia【感想・レビュー】
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『幸せな感じ』Euforia【感想・レビュー】

『幸せな感じ』Euforia【感想・レビュー】


第71回 カンヌ国際映画祭 ある視点部門出品

スタッフ

監督:ヴァレリア・ゴリーノ Valeria Golino

キャスト

リッカルド・スカマルチョ Riccardo Scamarcio:Matteo
ヴァレリオ・マスタンドレア Valerio Mastandrea:Ettore

あらすじ・作品解説

マッテオは魅力的で大胆な若手の企業家で成功を収めていた。一方で、兄のエットレは中学校の教師で慎重な性格。対照的な2人だが、兄の病気をきっかけに2人は距離を縮め、お互いを見つめ直していく。女優として名高いゴリーノがスター俳優のスカマルチョとマスタンドレアとタッグを組んだ監督2作目は、不安や喜びがないまぜになった2人の心情をスタイリッシュな映像で浮き彫りにする。デビュー作『ミエーレ』に引き続いてカンヌ国際映画祭のある視点部門に選ばれた。(イタリア映画祭2019公式サイトより)

兄弟の距離感

兄の病気を契機に、心に秘めていた兄、弟の想いが少しずつ溢れてくる様が繊細に描かれている。事業が成功したとしても、完璧で憧れの存在であり続ける兄を想う弟、自分の信念を貫くも、弟が思い描く完璧な兄ではなく、家族を傷つけたことを後悔しつつ死期を知る兄。兄弟であり、お互いの想いが感じられ、思いやるゆえに、すれ違う。家族とは最も近しい存在であるがゆえに、その距離感が難しい。リスペクトし、想い合うゆえに言えないこともある。

名優の共演

主演のリッカルド・スカマルチョ、ヴァレリオ・マスタンドレアを演出するのは、これも名優 ヴァレリア・ゴリーノ。熟練の名優を熟練の名優が演出しているゆえか、監督2作目にして、その物語には安定感まで感じられる。

作品全体として

間違えようのないフルコースのような陣容で製作された豪華なドラマ。信頼と安定のイタリア映画をご所望の方は、この作品ならば間違いない、そんな作品。ヴァレリア・ゴリーノ監督作品としては2作目が本作だが、次回作では監督としては新人としての、奇抜で挑戦的な作品を演出して欲しい期待もあります。

『幸せな感じ』Euforia IMDB
https://www.imdb.com/title/tt7779590/

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