『火花』【感想・レビュー】

2017年11月26日日曜日

review

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(C)2017『火花』製作委員会

スタッフ staff

監督:板尾創路
原作:又吉直樹
脚本:板尾創路、豊田利晃

出演 Cast

菅田将暉:徳永
桐谷健太:神谷
木村文乃:真樹
川谷修士:山下

あらすじ

若手コンビ「スパークス」としてデビューするも、まったく芽が出ないお笑い芸人の徳永は、営業先の熱海の花火大会で先輩芸人・神谷と出会う。神谷は、「あほんだら」というコンビで常識の枠からはみ出た漫才を披露。その奇想な芸風と人間味に惹かれ、徳永は神谷に「弟子にしてください」と申し出る。神谷はそれを了承し、その代わり「俺の伝記を作って欲しい」と頼む。その日から徳永は神谷との日々をノートに書き綴る。
2年後、徳永は、拠点を大阪から東京に移した神谷と再会する。
二人は毎日のように呑みに出かけ、芸の議論を交わし、仕事はほぼないが才能を磨き合う充実した日々を送るように。そして、そんな二人を、神谷の同棲相手・真樹は優しく見守っていた。
しかし、いつしか二人の間にわずかな意識の違いが生まれ始める―
「笑い」に魅せられ、「現実」に阻まれ、「才能」に葛藤しながら、「夢」に向かって全力で生きる二人の10年間の青春物語。(公式HPより)

芥川賞受賞作が原作

原作は、芥川賞受賞作品である。本作品は、ヒューマンドラマとして、きちんと描かれているが、楽しめる部分が少ない。小説賞として、直木賞と芥川賞はよく相対評価されるが、大衆文学の賞である直木賞に対して、芥川賞は純文学の色が強い。つまり、大衆娯楽としての映画として、しっかりとした原作ではあるが、エンターテイメント性に欠ける部分は否めない。

吉本興業の映画

過去、松本人志を監督に抜擢するも、興行的には惨敗な吉本興業。本作は、長編監督経験のある板尾監督に、原作は小説なので、吉本興業のわりには、映画作品となっている。吉本興業は、京都国際映画祭を主催したりもするが、芸人の事務所であるが故か、制作・プロデュース力が低い。投資企業として、一歩引いた方が良作へ繋がるのではないだろうか。

作品全体として

主演の菅田将暉、桐谷健太の演技は素晴らしいだけに、少し残念。サクセスストーリーではないので、爽快感はなく、面白い漫才を魅せるものでもないので、印象として「吉本興業」が前に立ってしまっているために、ヒューマンドラマとしての印象がないので、ギャップが大きかった。

『火花』公式サイト
http://hibana-movie.com/

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