『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』【感想・レビュー】

2018年1月8日月曜日

外国語映画

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 『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』

(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC.

スタッフ

監督:アンドレス・ムシェッティ
原作:スティーブン・キング

キャスト

ジェイデン・リーベラー:ビル・デンブロウ
ビル・スカルスガルド:ペニーワイズ
フィン・ウルフハード:リッチー・トージア
ジャック・ディラン・グレイザー:エディ・カスブラーク
ソフィア・リリス:ベバリー・マーシュ

あらすじ

静かな田舎町にとり憑く恐怖。相次ぐ子供の失踪事件。一見、平和で静かな田舎町を恐怖が覆い尽くす。子供の失踪事件が多発していたのだ。内気な少年ビルの弟も、ある大雨の日に外出し。通りにおびただしい血痕を残して消息を絶った。悲しみに暮れ、行方不明の弟を案じるビルの前に、“それ”は突然現れる。“それ”を目撃して以来、恐怖にとり憑かれるビル。しかし、得体の知れない恐怖を抱えることになったのは、彼だけではなかった。不良少年たちにイジメの標的にされている子供だちも“それ”に遭遇していた。自宅の地下室、バスルーム、図書館、そして町の中……。何かに恐怖を感じるたびに“それ”は、どこにでも現れる。神出鬼没、変幻自在の“それ”からは、決して逃れられない……。ビルとその秘密を共有することになった仲間たちは“それ”に立ち向かうことを決意。“それ”の正体とは何か?その目的は?消えた子供たちはどこに行ったのか?真相に迫るビルたちを、さらに大きな恐怖が呑み込もうとしていた……。(公式HPより)

ホラー映画の復興

この映画が上映される頃、ホラー映画の製作・上映作品が増え、ブームが再来するような批評や情報があったが、それと作品とは関係がありません。作品の出来としては、特に過去のホラー作品より優れているといった印象はない。

スティーブン・キング作品

キングの作品は、長編・短編に限らず、かなりの数が映像化されている。短編まで映像化されている作家もめずらしく、また、映像化された作品は良い作品が多い。ホラーを中心に制作される作家ですが、映像化作品では『スタンド・バイ・ミー』や『ショーシャンクの空に』の評価が高い。ホラー作品では、特に1976年から1990年にかけて制作された『デッド・ゾーン』や『クリスティーン』をはじめとする作品に良いものが多い。

ペニーワイズの使い方

キングの作品の恐怖は、直接的なものではなく、内面から周辺から滲んでくるような印象だが、この作品のペニーワイズがショッキングな登場が多いため、恐怖の質が変容している。エンターテイメント性を高めるためにそうしたのだろうが、原作のイメージと少し離れてしまった。

作品全体として

アクションや恋愛だけでなく、ホラー作品もラインナップされることは、映画ファンにとっては素晴らしいことである。この作品だけでなく、過去のキング作品も観てほしい、そのきっかけとしての意味が、この作品にはある。

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/itthemovie/

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