Life with movies 『GODZILLA 星を喰う者』GODZILLA: The Planet Eater【感想・レビュー】
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『GODZILLA 星を喰う者』GODZILLA: The Planet Eater【感想・レビュー】

『GODZILLA 星を喰う者』GODZILLA: The Planet Eater【感想・レビュー】

(C)2018 TOHO CO., LTD.

第31回 東京国際映画祭 特別招待作品 クロージング作品

スタッフ

監督:静野孔文 Kobun Shizuno、瀬下寛之 Hiroyuki Seshita
ストーリー原案・脚本:虚淵玄 Gen Urobuchi

キャスト

宮野真守 Mamoru Miyano:ハルオ・サカキ Haruo Sakaki
櫻井孝宏 Takahiro Sakurai:メトフィエス Metphies
花澤香菜 Kana Hanazawa:ユウコ・タニ Yuko Tani
杉田智和 Tomokazu Sugita:マーティン・ラッザリ Martin Lazzari
上田麗奈 Reina Ueda:マイナ Maina
小澤亜李 Ari Ozawa:ミアナ Miana

あらすじ

扉が開かれ、黄金の刻印が星を切り裂く。
21世紀初頭、ゴジラに地球を奪われた人類は、一部の人類を他恒星系への移住に送り出すも、計画は失敗に終わる。失意のまま地球へと帰還した人類を待ち受けたのは、二万年後の変わり果てた姿になった地球だった。あらゆる動植物がゴジラ細胞を持つ<怪獣惑星>と化した地球。そこに君臨するのは体高300mを超える史上最大のゴジラ<ゴジラ・アース>だった。
ゴジラ討伐に執念を燃やす主人公ハルオは、人類の遠い子孫である種族フツアと出会う。ハルオたちは、フツアの双子の姉妹マイナとミアナの導きにより対G決戦兵器・メカゴジラの残骸が、増殖を続けていることを発見。残骸を構成するナノメタルを使って武装要塞都市<メカゴジラシティ>を起動させ、<ゴジラ・アース>に挑む。
この作戦の中、かねてより共存してきた異星人種族の一つビルサルドと人間たちとの亀裂が表面化する。ビルサルドのリーダー・ガルグの「ゴジラを倒すならば“ヒト”を超えた存在へ」という信念に対し、ハルオは「怪獣を倒すために自らも怪獣になってはいけない、“人”として打ち勝つべき」という信念を捨てられなかった。ついには、<ゴジラ・アース>を倒す唯一のチャンスを捨て、ハルオはガルグを葬ってしまう。一方、ハルオの幼馴染であるユウコはビルサルドによる人体の強制ナノメタル化により、脳死状態に陥ってしまった。
人間たちに広がる敗北感と虚無感。もう一方の異星人、宗教種族エクシフの大司教・メトフィエスは、ハルオが戦いに生き延びたことは“奇跡”だと唱え、信者を増やしていく。それはエクシフが秘め隠してきた“究極の目的”のためだった。そんなメトフィエスを警戒するミアナとマイナ。そして、ハルオは、自らが“人”として何を為すべきかを自問する。やがて、<ゴジラ・アース>を打ち倒す者がいなくなった地球に、金色の閃光を纏った<ギドラ>が降臨し、天地を揺るがす超次元の戦いが始まる。
“ゴジラ”とは何か。“人”が為すべきことは何か。ハルオが目にする未来とは――――。最終章で、そのすべてが明らかになる。(公式HPより)

『GODZILLA 星を喰う者』舞台挨拶
日時:2018年11月3日
場所:東京国際フォーラム

東京国際映画祭のクロージング作品で上映する意味

舞台挨拶の中でも少し語られているが、この作品は「ゴジラ」という海外でも評価されている日本のコンテンツであり、特撮技術により生み出されたモンスターをテーマにしていることと、アニメーションという、今、日本が持つ最強のコンテンツにより生み出された作品をことから、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭で上映する意味がある。これは、昨年、一昨年と特集でアニメーション作家を取り上げていることや、単なるアニメーション作品をクロージング作品に選定すること以上の意味を持つ。

それに加えて、本作品は作品の中で、神や宗教や救済、戦争や破滅などが描かれているが、宗教による戦争や経済を多くの国が肯定ないし受容する社会の中で、諸外国に比べ、比較的に宗教による影響の少ない日本から提示されるメッセージが多く含まれている。特に、ラストシーン等の示す意味は、多くの国に課題を提示することになるだろう。

アニメーションとしてのゴジラ

ゴジラをアニメーション化するにあたり、特撮のゴジラこそ「ゴジラ」であるというファンなどから批判的な意見が多かった本作品だが、この作品は多くの国へ日本のコンテンツを訴求するための功績は大きいだろう。今後は、Netflix配信で、字幕・吹替で上映されること予定だが、実写映画が日本人俳優が演じることが多い日本映画よりも、違和感なく受け入れられる可能性が高い。

作品全体として

虚淵玄脚本による独創性のあるストーリーも加えて、世界に自信をもって発信できる素晴らしい作品となった。今回が完結編なので、あえて3作目を待っていたファンも一気に観て、満足できるだろう。おススメ作品。

『GODZILLA 星を喰う者』東京国際映画祭作品紹介ページ
https://2018.tiff-jp.net/ja/lineup/film/31SPS03

『GODZILLA 星を喰う者』公式サイト
http://godzilla-anime.com/

『GODZILLA 星を喰う者』GODZILLA: The Planet Eater(IMDB)
https://www.imdb.com/title/tt8478602/

特集 第31回 東京国際映画祭 31st Tokyo International Film Festival
https://www.lifewithmovies.com/2018/10/tokyo-international-film-Festival.html

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